梅毒というと、昔の病気といったイメージがありますが1990年代から再び世界的に患者が増えていると言われています。

1940年代に世界初の抗生物質であるペニシリンが登場したことで、梅毒の患者は激減しましたが、近年、アナルセックスやオーラルセックス、複数のセックスパートナーを持つ習慣など、性交渉の価値観が変化したことで梅毒が再流行していると考えられています。

梅毒は一昔前までは不治の病としてかなり恐れられていましたが治療薬ペニシリンの開発にて治療をすれば治る性病になりました。

治療薬はありますが、早期発見が必要ですので検査を受けることが重要になります。

梅毒に感染するとHIVの感染率も上がりますので、梅毒の検査をする際にはHIVの検査もすることをオススメします。

梅毒は、症状が3週間後、3か月後、3年後と3のつく日数で変化があり、進行して症状が重度になってしまうと完治は難しくなりますので、早期発見と早期治療を心がけましょう。

病原体の梅毒トレポネーマの全体の大きさは6μ(マイクロ)から20μ、直径は0.1μから0.2μのらせん体で出来ています。

その他でもこの梅毒トレポネーマは温度変化に弱く、41℃の状態で2時間、39℃の状態で5時間、4℃の状態で24時間以内に死滅します。

戦後から約20年間隔で流行してきたが 規模はその都度縮小し、患者の数は 50年間で500分の1以下に減少し、現在では年間患者報告数は数百人程度ですが日本では増加傾向にあります。

感染について

性的行為を行うことにより感染するのはもちろんですが、それ以外の挿入をともなわない性行為、オーラルセックスやディープキスでも梅毒トレポネーマは感染します。

セックスやアナルセックス、オーラルセックスで感染しますが、特にアナルセックスが感染リスクが高いとされています。

性行為のほかにも皮膚や粘膜の小さな傷からでも血液中に侵入し全身に広がってしまいますので、梅毒感染者の粘膜や粘液、精液や分泌物には注意が必要です。

口に梅毒の病変がある場合にはキスだけでも感染してしまうこともあります。

血液による感染も稀にではありますがあり、感染者の血液への接触や血液が付着した物への接触でも感染例があります。

その他には、感染した妊婦の胎盤から胎児へ感染する母子感染する先天性梅毒があります。

母子感染もしますが、現在日本では妊娠検診の際に、梅毒の検査が行われるので現在ではほとんど母子感染はありません。

しかし、近年かけこみ出産と呼ばれる検診ナシで出産する人もいるので、そういった人は梅毒の検査を受けていないので、母子感染するリスクは考えられます。

症状について

んん~亀頭にしこりができたんだけど

痛みが無いから病気じゃないのかな?

2週間くらいで症状が無くなったら平気かな?

あたしもあそこにシコリができたのよ

太ももの付け根が腫れて困ったんだけど3週間ほっといたら症状が消えてしまったの

だめよ症状が消えたからって病気が治った訳では無いの!

それは無症状期間と言って病原体が潜伏しているだけなのよ!

症状は男女とも、4期に分かれるといわれて進行するので覚えておいて!

3週間ほどしてから梅毒トレポネーマが侵入した部分に、小さな固いしこりが出来るだけです。

この梅毒トレポネーマの感染を予防するには性交渉時にコンドームを着け粘膜同士の接触を阻害する、オーラルセックスやキスにも気をつけるなどの配慮が必要です。

梅毒トレポネーマの感染は、自覚症状が無いので発見が遅れることが多いので、心当たりがあれば検査を受けるようにしてください。

・第1期梅毒

性器や口、肛門などに痛みのないしこりができます。

小さいもので小豆大ぐらいから大きなものだと指先大ほどの大きさまであり、しこりの中心部が固くなり盛り上がり山のようになります。

痛みは感じないでリンパ節の腫れを感じることもあります。

2週間から3週間でそれらの症状は無くなるので、自然治癒したと考えてしまう場合もあるので注意しましょう!

・第2期梅毒

病原体が全身にまわってしまった状態になります。

身体の中心となる部分を中心にピンク色の円形のあざができるようになります。

身体の中心線とその周辺にできるようになります。

さらに赤茶色のブツブツが身体に現れ、脱毛症状が出るようになり、髪の毛がやけに抜けるなと感じることでしょう。

しかし、これらの症状は3か月から3年ほど続き、自然に消えてしまい、その後しばらく無症状が続いてしまいます。

・第3期梅毒

皮下組織におおきめのしこりを感じるようになります。

・第4期梅毒

心臓や脳、血管、神経、眼などに重い障害が出始め、現在ではほとんど見られない症状ですがこの状態が末期症状です。

検査について

検査は、女性は産婦人科、男性は泌尿器科や内科で受けることができます。

そのほか、保健所でも受けることができます。

梅毒の検査は有料である場合が多いものの、匿名で検査を受けることも可能です。

そして、仕事で忙しいといった人や病院には行きづらいという場合は自宅で検査が受けられる検査キットも販売されています。

匿名で受けることもできますので、個人としてのプライバシーを重視する場合は検査を自宅でするのも良いですね。

梅毒の検査は感染したと思われる性行の日から4週間以上経過すると検査が可能で、早期発見の最短は4週間となっています。

気を付けなければいけないのが、発症までの潜伏期間の間でも性行相手に感染させてしまうリスクがあるということです。

予防について

一番の予防はコンドームを装着すること

オーラルセックス時に気を付けること、そしてアナルセックスを避けることです。

性行前に検査を受けることが一番の予防法ですが難しいですよね。

まずは自分で気を付けることが大切です。

簡易的に検査ができるキットを使って、パートナーと自分の検査をしてみることが理想的です。

梅毒は性器だけでなく、病変部位によってはキスでも感染することがあるなど、性行以外でも感染しますので、注意が必要です。

治療について

治療はどの段階で発見できるかで期間が違います。

第1期梅毒の早期発見の場合は、梅毒に効く薬ペニシリンを2週間から4週間服用で完治します。

第2期梅毒の場合には、ペニシリンを4週間から8週間服用することが必要になります。

第3期以上の梅毒の場合には8週間から12週間の服用は必要になります。

梅毒だと発覚してから治療をしても、完治まで確認が必要になりますので、しっかりと医療機関に通うことが大切になります。

薬をきちんと服用しなかったり、もう大丈夫と確認もしないで決めつけてしまうことで梅毒がまた発症してしまうことも考えられます。

医療機関にきっちりと通い、完治が認められるまで続けることが大切です。

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